川崎駅通過(笑


台風のせいというわけではないんでしょうが、今日ちょと珍しい経験をしたのでメモ。

いつものように通勤して、東海道が止まっていたので品川から京浜東北線で川崎へ。
順調に行ってたかと思ったら川崎駅をビューっと20mほどオーバーラン。ありゃりゃ駄目だこりゃと直感。5〜10分ぐらい後退しようとして努力したらしいけどやっぱり駄目で「鶴見まで行くから引き返してゴメンちょ」の放送。
あーあ。

というわけで、川崎駅を通過する京浜東北線という珍しい経験でした。

さて、それだけで終わったら読んでる人も面白くないだろうということでちょっと考察。

まぁ「大雨」「見習い運転士」という条件が重なってこうなったのはよくある話なんだけど、多摩川から川崎駅までは緩い下りなので、慣れた運転士でもオーバーランすることがある要注意ポイントではあります。



じゃぁオーバーランしてなんで引き返せないの? というと上図の赤線。
これ、左端に書いてある踏切の作動ポイントなんですね。こいつが川崎駅の鶴見方出たとこすぐにあったりします。

駅から踏切まで約600m。おそらく通過列車がある場合の安全距離と、複々線に設置された踏切ということで遅い通行者を考慮してここに設置されてるんだと思うんですが、こいつを踏んでしまって踏切が作動しちゃうとさぁもう戻れない。

これ、仮に逆走で戻ってもう一回同じ踏切作動点踏んでしまうと、踏切は「列車が2本来た!」って判断しちゃうわけで。作動点踏んだら必ず踏切通過して反対側に出るという前提のシステム(閉塞区間よろしく一方通行前提)なので、こうなるとじゃぁ2本目の列車はいつ来るの?というわけで開かずの踏切の出来上がり(笑
実際はもうちょっと複雑なことはしてると思うので単純にこうはならないとは思うのですが、手作業での踏切解除となるとそれはそれで面倒なのでこうなるとおとなしく通過して鶴見まで行く方が早いと。

さてこの作動点、列車の停止位置からどれぐらいのとこにあるかというと僅か10m程度のところらしく、ほとんど余裕がないそうで。なかなか習熟運転中の見習いさんには難しい駅だったり。

まぁ川崎駅に止まれないというのは別に珍しい話ではなくて、今年の6月にも確か同じことやってるはず。18年ほぼ毎日この区間通勤してますが何度か聞いたことあります。さすがに自分の乗ってる電車に該当するとは思ってませんでしたが(笑

No. PASS